工場の期間従業員になって1か月

【就活】

前職を退職してから約1年半。

自分の小遣い程度のアルバイトをしながら、実家にはお金を一切入れることなく、ほぼニートのような生活をしていた。

そろそろ就活をしなければと思いつつも、嫌なことからはすぐに逃げ出してしまう性格から、どうせ何をやってもサボり癖が発動するだろうと、正直気力はなかった。

ただ、両親には大学まで不自由なく通わせてもらって、今でも保険料やスマホ代を払ってもらっている(年金は申請して払っていない)。いつまでも迷惑はかけられないし、何もせずに平日を自宅で過ごし、当たり前のように出てくる父が作ってくれた夕食を食べる日々に申し訳なさというか、居づらさを少なからず感じてはいた。

ここまで、「コロナのせいで求人が少ないから…」と言い訳してきたが、いつまでもこのままではいられない。

とにかく求めていたのは、ある程度の収入と、とにかく社会人として働いているという事実。年金や保険料を自分で払い、収入の一部を実家に入れ、自由に使えるお金が少しあればいい。

 

そんな僕が目を付けたのが工場の期間従業員

うまくいけば正社員登用もあるし、うまくいかなかったら辞めればいい。

アルバイト感覚で応募し、応募から数日後に面接。前職を4か月で辞め、その後1年以上空白期間があったにもかかわらずあっさりと採用になった。

 

【出社・部署配属】

あまり調べることもせずに応募したため、工場での仕事といえばライン作業で部品の組付けとかを1日中やるんだろうなぁ程度にしか思っていなかった。

しかし、実際に配属されたのは物流管理課という、聞いただけでは何をするのかわからない部署だった。聞いたときに、『“管理”というくらいだから、PCとかでデータ管理とかするのかなぁ』とか思ってた過去の自分に今でも笑ってしまう。

物流管理課の仕事は、簡単に言うと工場内の宅急便だった。必要なものを、必要な人の場所まで届ける。1日中部品や製品を持ち上げて運んで降ろして、女性が一人もいない体育会系の仕事。工場内にはちらほらと女性もいたので、部署に一人もいないのは少し残念とか呑気なことを考えてた。

 

【仕事開始】

・1週目

最初の1週間は先輩の後ろについて覚えるだけだった。

ただ見てるだけだし、特別難しい作業もなく、覚えるのは簡単だった。

持ち前のサボり癖が少し発動しそうになるも、見てるだけで給料が貰えるのはさすがに楽すぎて乗り切ることができた。

・2週目

2週目から、先輩が自分の後ろについた状態で実践の仕事がスタートした。

実際にやってみると、先輩が軽々と持ち上げていたものがとんでもなく重く、すぐに腕も足もパンパンになり、気を付けないと一発で腰を砕きそうな負荷がかかった。

次の日はもちろん筋肉痛。肘と膝と腰と手首と指を痛め、足の指が靴擦れで腫れてた。体重44キロのガリガリにはキツすぎるって…

それでもサボらずに毎日出社できたのは、優しい先輩のおかげだった。常に気にかけてくれて、体に大きな負荷がかかる仕事はさりげなく手伝ってくれた。この先輩のおかげで徐々に体も慣れることができたと思うし、本当に感謝している。仲良くもなり、人間関係も大丈夫だ!…と思っていたら、その先輩はこの週を最後に退職することを聞いて泣いた。

・3週目

仕事を覚えて先輩からもOKが出たので、一人で仕事をするようになった。

日によって忙しさが極端に変わるポジションを任されたのだが、この週は暇だったらしく、仕事を始めたばかりの自分にとって適度な忙しさで、1日がというか1週間があっという間だった。

・4週目

内容的にも、身体的にも、だいぶ慣れてきた。あれだけ苦手だった朝起きるのも、アラームが鳴る前に起きるようになった。

これで1か月だと思うと少し頑張れた。

 

【1か月終えて】

率直な感想としては、無遅刻無欠勤で1か月勤務できたことがめちゃくちゃに嬉しい。

普通の人からしたら、何を言っているのか分からないかもしれないが、それほどまでに僕のサボり癖は酷いものだった。

自分なりにこんな工夫をした。

・どんなに遅くても0時には寝る(基本23時就寝、7時50分起床)

・昼ご飯は食堂で好きなものを値段を気にせず食べる

・毎週末は必ずどこかに出かける予定を立てて、それを楽しみに頑張る

・毎朝熱を測り、平熱であることを確認することで体調不良でサボる口実を消す

どれも簡単だし普通のことかもしれないけれど、何か新しいことを始めて1か月続いたのは人生で初めてかもしれない。

とりあえず契約期間が6か月なので、まずはそこまで無遅刻無欠勤を続けられるように日々を過ごしていきたい。

 

【正社員登用・今後について】

今は正社員登用試験を受けようとは全く思っていない。

正社員になるには、職場改善案を毎週提出し、上司と関係性を作り推薦してもらう必要があるとのことだが、そこまでのやる気はないし、期間従業員でもらえる給料で十分だし、今のままで良い。

契約更新が最長3年まで、その後は半年のクリーニング期間を開ければ再雇用可能になる。その繰り返しで良いんじゃないかと考えているのだが、そんなに甘くないのか?この先の人生設計が甘いとは思うが、今を生きるのに精一杯。上手くいかなかったらその時はその時の自分が考えるだろう。

 

【最後に】

思い付きで書き始め、読み返してみたらクッソ駄文になってしまった。

それだけ1か月無遅刻無欠勤が嬉しかったんだと思う。

Twitterで投稿しない予定だから誰にも読まれないと思うけど、自分の記録用に残しておく。

来週は初の給料日だし、今週も頑張れそう。

次にこれを読み返しているのがいつかわからないけど、そのときも無遅刻無欠席が続いていればいいなと心から思う。